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リモコン用語集

リモコン


Remote Conrol(リモートコントロール)またはRemote Controler(リモートコントローラー)の略。
ただしSONYのみRemote Commander(リモートコマンダー)の名称を利用。
英訳すると「遠隔操作」となるが、日本のリモコンと意味は異なる。
日本語の「リモコン」は和製英語のため、日本以外では意味が通じない。

AV機器や各種電化製品を離れたところから操作を行うための装置の総称。
手の届かない位置にある装置や、離れた位置から操作できると便利になるものに付属してきたが、最近では手元に置くもの以外すべての装置に付属してくると言っても過言ではないほど、普及している。
日常生活における、インフラの一つともいえる。

リモコンは大まかに有線式と無線式に分かれる。
無線式はさらに、超音波方式、可視光方式、赤外線方式、電波方式に分けられるが、主に使われるのは赤外線式で、次いで電波式となる。
超音波方式と可視光方式は、日常生活の範囲で誤動作が発生するため、現在は利用されていない。
有線式は、電源や信号発光部がいらない分より小型にできる。また、より信頼性が要求される分野で利用される。
前者はポータブルオーディオのコントローラ(通称:ヒモコン)やカメラのワイヤードリモコン(オート・レリーズ)などで、後者は産業用の機械やプロ用の電子機器などがある。
特にカメラなどの光学機器においては、その構造上赤外線が映り込む可能性があるため、有線式が多用される。
ただし、カメラにおいては一般への普及が進んだ結果、一般向けの商品に関しては赤外線式のワイヤレスリモコンも増えている。

リモコンは瞬間的に大電流が流れるためノイズを出したり、また受光部においても受光時および外乱光によって電流が消費され電源を汚す可能性がある。また信号受光時に可聴域パルスが発生するために、オーディオなどでは音を汚す原因となり、嫌われる場合がある。

OEM


Original Equipment Manufacturingの略で他社ブランドの製品を製造すること。または、Original Equipment
Manufacturerの略で他社ブランドの製品を製造する企業。A社が製造した製品をB社が購入し、それをB社のブランドとして販売すること。またはB社の商品を作っているA社の事。

小ロット


ロットとはまとめて同種の製品を生産する場合の生産単位の事で、この生産単位の数が少ない場合、小ロットと呼ぶ。

ケース


リモコンの各種部品が入れられて、ユーザーが実際に手に触れてつかむ部分。

ボタン


押すことによって動作するスイッチの一種。
デバイスによっては「キー」と呼ばれる場合もある。

ゴムシート


ボタン部分が突出して連なっているシリコンゴムで出来たボタン用のシート。
防水目的で設置する黒くて薄いゴムシートとは別物。

赤外線(Ir)


電磁波の中で、赤より外(周波数が低い)にある光のこと。
英語ではInfrared(Ir)と呼ばれる。
人間の目では見ることはできないが、一部の動物や昆虫は見ることができる。
デジタルカメラ(携帯電話のカメラなど)を使うと確認できる。
CCD(COMS)センサーとカラーフィルターの分光特性のため紫色に見えるが、実際の赤外線には色はない。

赤外線LED


LEDとは発光ダイオードの事で、そのうち、赤外線域の光を発光する物を赤外線LEDと呼ぶ。
ちなみに、LEDは、Light Emitting Diodeの略。

(赤外線)フィルター


赤外線以外の外乱光で機器が誤動作することを防ぐため、赤外線だけを透過する素材で作られた受光用のケース。
また、発光側のLEDを隠す目的でリモコン側に取り付ける場合もある。
基本は茶色または黒であるが、機器の色に合わせて白い素材を使う場合もある。

ただし、カメラの世界では赤外線を通さないものを指すので、注意。
CCD(CMOS)センサーに赤外線が入り込むと色や明るさのバランスが崩れるため、赤外線をカットする目的で入れる。

そのため、明確に区別するためにリモコンなどのフィルターは「赤外線透過フィルター」、カメラ等のフィルターは「赤外線カットフィルター」と呼ぶ。

電池蓋


機器に入れた電池が落ちたり外れたりしないように、電池を押さえ開閉口をふさぐための部品。
電池が直接見えると外観的によくないため、見た目の改善も含まれる。
また、接点にゴミが入ると性能が発揮できなくなるため、それを防ぐ目的もある。

板バネ


板の復元力を利用した板状のバネで、1枚の金属板を加工して作成する。
プレス加工で大量生産できるが、構造上端子の接触圧が弱いため信頼性に劣る。

コイルバネ


針金を巻いてコイル状にしたバネで、電池接合材として利用されることが多い。
日本ではその形状が山野草のゼンマイに似ていることから、ゼンマイバネとも呼ぶ。
金属の棒をコイル状に曲げる加工が必要なため高度な技術が必要でコストは板バネに比べて高くなるが、構造上の接触圧を高くできるために信頼性を高くすることができる。

マイコン


マイクロコンピュータまたはマイクロコントローラの略、コンピュータとしてのほとんどの機能を内蔵し、小型機器の心臓部となる。
アーキテクチャーは各社独自のものが利用されるため、メーカーが異なるとプログラムの流用は利かない。
ただし、86やARMなどの汎用アーキテクチャーも増えているが、こちらは組み込み用プロセッサなどと呼ばれる。

電池(乾電池)


電源がとれないところで使用する機器などに使用する、内蔵用の電源。
国内のリモコンで利用されるのは主に単3、単4、CR2025やCR2032である。
ほとんどのリモコンは3V前後で動作するため、単3や単4では2本、CR2025やCR2032では1個で利用されるが、大型のリモコンでは単3電池を3本や4本使うものもある。
充電式の電池は電圧が通常の電池より低いため、リモコンによっては動作しない。
ちなみに、乾電池を発明したのは日本(新潟県)であることはあまり知られていない。

液晶(LCD)


薄型の表示素子、リモコンでは白黒が使われるが、高級機では液晶TVと同じカラー液晶が使われる。
白黒液晶ではセグメント方式が多用され、またコストが安い。
カラー液晶ではマトリックス方式が使われるため、非常にコストが高くなる。
ちなみにLCDは、Liquid Crystal Displayの略。

フォーマット


書式、規格、決まりのこと。リモコンの場合、対象となる機器に対して信号を送るための、信号の書式の事を指す。このフォーマットが異なる場合は、機器は動作しない。

コード


フォーマットに従って割り当てられた、実際に装置に指示を与える信号のこと。基本はメーカー、機器、動作コードの3つに分かれていて、この3つが一致した場合に対応した動作が行われる。
または、あまり重要でないところに使われる電気線を指す場合もある。
重要な部分に使われる電気線は「ケーブル」と呼ぶ。

ワイヤレス


ワイヤーが無い(レス)なこと。
ワイヤレスリモコンなど、主に赤外線を利用した機器のことを指す。
しかし最近は、電波を使ったものも出ているので、この限りではない。
ジャンルが異なると、信号線がないことを指す場合もある。
(例:ワイヤレスヘッドホン)
ちなみにワイヤーは1本または複数本をまとめた金属線のこと。

コードレス


コードが無い(レス)なこと。
コードレスホンなど、主に電波を利用した機器のことを指す。
ただし最近は、電波を使ったワイヤレス機器も出てきているので、この限りではない。
ジャンルが異なると、電力線がないことを指す場合もある。
(例:コードレス掃除機)

ZigBee


家電向けの短距離無線通信規格の一つ。低速で転送距離が短い代わりに、安価で消費電力が少ないという特徴を持つ。
ちなみに、ZigBeeとはジグザグ(Zig)に飛ぶミツバチ(Bee)をイメージした造語で、ミツバチが蜜を求めて飛び回り仲間たちと情報交換する様子が、ノード同士が自在にネットワークを構築してデータをやりとりする様子に似ていることから名付けられた。

Bluetooth


2.4GHzの周波数帯を用いて、半径10~100メートル程度の、Bluetooth搭載機器と最大3Mbps(EDR使用時)で無線通信を行うことができる。機器間に障害物があっても通信が可能である。

2.4GHz電波


ISMバンドとして割り当てられている2.4GHz帯の周波数を使った物(日本国内では2.4GHz帯と5.8GHz帯しか割り当てられていない)。半径10~100メートル程度の無線通信を行うことができる。機器間に障害物があっても通信が可能である。送信電力は10mW※1又は10mW/MHz※2に制限されている。
※1.送信電力の総和。
※2.周波数幅1MHz当たりの送信電力。1mW/MHzで100MHzの帯域を利用する場合、送信電力の総和は1mW/MHz×100MHzで100mWとなる。

トランスポンダ


トランスポンダとは、Transmitter(送信機)とResponder(応答機)の合成語で、通信の中継を行う装置の事を指す総称である。
略称はトラポン。
通信の世界では、中継器と呼ぶ事もある。

暗号化リモコン


リモコン信号は通常、メーカー、機器種別、ボタン番号の三つをそのままの形で送信しているため、解析が容易であり、そのままでは防犯用などには利用できない。
そこで、リモコンの信号に暗号を掛けて、解析を困難にすることでセキュリティー性の高いシステムに利用可能にしたリモコンシステムのこと。

学習リモコン


プリセットリモコンも兼ねているが、プリセットにない信号に対応するため、他のリモコンの信号を覚えさせて送信できるようにすることが出来るリモコン。
学習には主に2通りあり、判定記録と直接記録がある。
判定記録は信号の内容を判定して情報だけを学習するのに対し、直接記録は赤外線の発光をそのままの形で学習する。
数ある信号の中から、情報を取り出すため判定記録の方が高度である。
ただし、未知の信号に対しては判定記録が利用できないという弱点がある。
国内有名メーカー製は判定記録と直接記録を信号に応じて切り替えることができる。
それに対して、海外製のものは、直接記録だけである。

プリセットリモコン


あらかじめ複数のメーカーのリモコン信号を利用できるようにしておき、ユーザーが使いたい機器に合わせて設定を行うことで使えるようになるリモコン。信号が前もって用意されている(プリセット)されているため、プリセットリモコンという。

双方向リモコン


リモコンから信号を送るだけでなく、操作対象機器側から送られてきた信号を受信できるリモコン。受信成功の有無の確認や、表示機能のないデバイスのレスポンスを受けたり出来る。エアコンに採用されている場合が多い。

ID付きリモコン


リモコンに対して操作対象機器の数が多いと、誤動作の原因となるため、それぞれの装置に対応した番号(ID)を割り振っておき、その番号が同じならば動作するような機能を盛り込んだリモコン。市販の機器では疑似ID方式を採用する場合が多い。

ワイヤードリモコン


操作対象機器とコントローラ部分が、実際のケーブルで接続されており、またそのケーブルを使って信号のやりとりを行っているもの。
有線式は、電源や信号発光部がいらない分より小型にでき、制御は操作対象機器側で行えばいいので、部品点数を減らすことができ、その結果信頼性が上がる。
そのため、小型である必要がある分野や、より信頼性が要求される分野で利用される。
前者はポータブルオーディオのコントローラ(通称:ヒモコン)やカメラのワイヤードリモコン(オート・レリーズ)などで、後者は産業用の機械やプロ用の電子機器などがある。
ただし、有線でつながっているため、ケーブルの取り回しを考慮する必要があったり、何よりケーブルの長さより遠いところから操作できない難点がある。
しかし、ワイヤードリモコンを使う分野においては、装置の稼働状況を見る必要があるので近くにいる必要があり、大きな問題にはならない。

RS-232C


パソコンとシリアル通信するのにもっとも簡単なプロトコルで通信が行えるので、レガシーインターフェスにもかかわらず現在までサポートされており、広く普及、利用されている。
正式なRS-232Cでは同期通信をサポートするための端子が必要なので、25Pinが必要である。
実際には、同期通信を使う事はほぼ無かったため、よく使う端子だけにした9PinのRS-232C準拠として実装した。
現在のパソコンに付いている9Pinのシリアルインタフェースは、正式には「ANSI/TIA/EIA-574-90」と呼ぶ。
現実は、それにすらも合致していない準拠止まりである。

中継器


トランスポンダの別称

タッチパネル


指や棒で触ることで操作できるディスプレイと操作装置が一体になったもの。
一般ではiPhone等が有名。
タッチパネルには主に3通りあり、圧電式、静電式、光センサー式となっている。